1かけのカレールウが大変身!プロが教える簡単絶品おつまみ&アレンジレシピ
「カレールウが少しだけあまってしまったけど、どう使えばいい?」 実は、スパイスや調味料が含まれている「カレールウ」は、1かけだけでもさまざまな料理に活用することができるんです! 今回は、「1かけルウ」で作れるお手軽おつまみレシピと、ハヤシライスと組み合わせたアレンジレシピをご紹介。調理ポイントも押さえて、とっても便利な1かけルウの使い方をマスターしましょう!
1かけのカレールウで作るお手軽おつまみ!こだわりレシピ3選
1かけルウを使って作れるおつまみレシピを3種類ご紹介! どれも家にあったり、手に入りやすい食材で短時間でできるものばかりです。味つけにカレールウを使用するため、味が決まりやすいのもうれしいポイント。スパイシーな風味で、お酒が進むことまちがいなしです。お家飲みでもう一品ほしい時に、ぜひ作ってみてください!
味つけの手間いらず!ビールが進むカレージャーマンポテト
常備食材の玉ねぎやじゃがいも、ベーコンでパパッと作れる「カレージャーマンポテト」。1かけルウで簡単に味が決まるので、手間いらず! じゃがいもの甘みとカレールウのスパイス感でお酒が進みます。合わせたいのはもちろんビール。その他、ハイボールやスパークリングワインなどシュワっと感が爽快な「泡系」ドリンクがおすすめです。
【POINT】
①じゃがいもは細長い棒状(拍子木型)にそろえて切ることで、カレールウがよくからみます。
②じゃがいもと玉ねぎをフライパンで加熱する時は、じゃがいもを下に並べることで火通りがよくなり、じゃがいもの香りやうまみをしっかりと引き出します。
電子レンジで簡単!レンチン手羽焼きカレーがらめ
お酒が進みすぎる絶品おつまみ、「レンチン手羽焼きカレーがらめ」。細かくきざんだ1かけルウなどを手羽先にのせ、電子レンジで10分加熱するだけ! カレールウのスパイシーな風味と、仕上げにかける酢の酸味が絶妙に合わさり、止まらなくなるおいしさです。 ごま油を振りかけて加熱することで、香ばしいから揚げ風の仕上がりに。王道のビールはもちろん、ハイボールにもよく合いますよ。
【POINT】
①手羽先は骨にそってキッチンバサミで切り込みを入れることで、熱が通りやすくなります。また、骨から身が外れやすくなり、食べやすくなるというメリットも。
②カレールウを手羽先にのせる時は、細かめにきざむのがポイント。カレールウが手羽先全体にいきわたるようになり、味のムラが少なくなります
ほんのりスパイシー!とろ〜り半熟卵とトマトのフラメンカエッグ風
炒めたトマトとピーマンに、1かけルウを加えた「トマトと半熟卵のフラメンカエッグ風」の一品。野菜のうまみとカレールウのスパイシーな風味、半熟卵のまろやかさがベストマッチなおつまみです。1かけルウは、「ジャワカレー<中辛>」ならトマトのさわやかな酸味とピーマンのほどよい苦みが際立つ味わい、「こくまろカレー<中辛>」ならまろやかで濃厚な味わいに。白ワイン、軽めの赤ワイン、スパークリングワインなどと合わせてお楽しみください!
【POINT】
①トマトとピーマンは、2分間しっかり炒めることで、カレールウとの味なじみがよくなります。
②カレールウを入れて溶かす時はいったん火を止めましょう。温度が下がることで、ルウを均一に溶かすことができます。
※カレールウを高温で加熱すると、カレールウに含まれる小麦粉が膜を作り、溶けにくくなるため。
1かけのカレールウはハヤシライスなどの隠し味や味変にも使える!アレンジレシピ3選
1かけルウは、デミグラスソースやハヤシライスソースと合わせて、隠し味や味変アイテムとして使うのもおすすめ。そのままでもおいしいですが、1かけルウを加えることで、一味違うおいしさを楽しめます。
深いコクにさわやかな辛味がアクセント!レストラン風ハッシュドビーフ
「熟成デミグラスソースのハッシュドビーフ」に「ジャワカレー<中辛>」を1かけ加えた、洋食レストラン風のハッシュドビーフ。デミグラスソースのコク深さとほどよい苦みのある味わいに、ジャワカレーのさわやかな辛味とスパイスの香りが軽やかさを添えます。具材のミートボールでボリューム感もあり、仕上げのパセリと粉チーズがよいアクセントに。
【POINT】
ミートボールには、脂の量などで味の差が出やすい牛肉よりも、比較的味が安定している牛豚ひき肉を使うと◎。ミートボールだねを混ぜるときは、スプーンでざっくり混ぜてOK! 適度に空気が入ることで、ほろほろとした食感になり、ソースとよくからんで味なじみもよくなります。ただし、煮込む時はかき混ぜすぎないように注意してください。
まろやかさとうまみが引き立つ! チキンの完熟トマトハヤシライス
鶏肉で作るトマトハヤシライスに合わせるのは、「こくまろカレー<中辛>」の1かけ。「完熟トマトのハヤシライスソース」の酸味のある味わいに、カレールウのスパイスが合わさり、トマトや鶏肉のうまみが引き立ちます。まろやかさが特徴のこくまろカレールウを加えることで、子どもから大人までおいしく食べられる一皿に。 ふわふわ卵のスクランブルエッグをトッピングして、オムライス風にするのもおすすめです!
【POINT】
鶏肉(もも)は、皮の下の余分な脂肪部分を取り除くことで臭みを抑えることができます。また、鶏肉の大きさは、ほどよく食べごたえのある3cm角程度の大きさがおすすめです。
ジャワカレーの1かけが「味変」ソースに大変身!
「熟成デミグラスソースのハッシュドビーフ」に、「ジャワカレー<中辛>」1かけを牛乳で溶いたソースをオン! 濃厚でコクのあるデミグラスソースに、ジャワカレールウのスパイス感とさわやかな辛さ、牛乳のほのかな甘みがアクセントになります。ソースは、お好みの量とタイミングでどうぞ。一口食べ進めるごとに、味わいの変化を楽しむことができます。
【POINT】
牛乳はラップをせずに、カレールウと合わせて加熱します。この時、牛乳を加熱し過ぎないように注意してください。また、ルウを牛乳によく溶かした後に、さらに約20〜30秒加熱することで、カレールウの粉っぽさが消え、なめらかになります。
おつまみやアレンジレシピなど、幅広く活用できる1かけルウ。カレールウが少しだけ残ってしまった……そんな時こそ、お好みの具材と1かけルウを使って、さまざまなレシピに挑戦してみてください!
登壇者プロフィール
小田 真規子(おだ・まきこ)
料理研究家 フードディレクター
料理・生活雑誌やWebでレシピの提案、解説をする他、レシピ本の出版、企業への料理提案や商品アドバイス、レシピや商品の開発などに携わる。スタジオナッツの代表を務め、広告・宣伝用撮影現場のフードコーディ―ネートやディレクションの実績も多数。
*レシピ掲載誌:オレンジページ、レタスクラブなど
*出演番組:あさイチ、きょうの料理(NHK)など
*Instagramはこちら
※掲載情報は、2024年1月時点のものです。