“カレー飲み”がアツい! マニア「カレー細胞さん」が教える楽しみ方ガイド

“カレー飲み”がアツい! マニア「カレー細胞さん」が教える楽しみ方ガイド

今やとどまることを知らないカレー人気。中でも、最近特に盛り上がっているトピックの一つが“カレー飲み”です。「カレーとお酒は、もともと相性がいいんですよ!」と語るのは、各種メディアで活躍し、自他ともに認めるカレーマニア「カレー細胞さん」。お酒に合う“おつまみレトルトカレー”を自身で開発するほどのカレー細胞さんに、“カレー飲み”を120%楽しむ方法を教えてもらいました!

まずは、そもそもカレーとお酒って合うの? という素朴な疑問から。

【基本編】そもそも、カレーとお酒って合うの?

カレー飲みが流行っているということですが、実際にまだ体験したことがない人も多いはず。そもそも、カレーとお酒って本当に合うのでしょうか?

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「カレー細胞」さん
カレーとお酒、合いますよ! 日本では、いわゆる給食などで出る「カレーライス」が浸透しているので、“カレーはごはんとセット”という固定概念があるんです。でも、海外ではカレーをつまみにお酒を飲むのは一般的なこと。カレーに使われているスパイスは、カレー以外のいろいろな料理にも日常的に使われているからです。だから、カレーがお酒に合うのは自然なことなんですよね。

なるほど! たしかに「カレー=ごはん」のイメージなので、つまみとして想像しにくかったのだと納得しました。このカレー飲みブームはいつ頃から、どこで始まったのでしょうか?

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「カレー細胞」さん
最初は、コアなカレーファンたちの間で流行り始めました。10年ほど前に東京で始まり、大阪でも広まり、日本各地へ。今ではカレー専門店だけでなく、バーや居酒屋などさまざまな業態の店でカレーとお酒を楽しめるようになってきています。おうちでも手軽に楽しめるので、ぜひ気軽に試して魅力を知ってほしいですね。

【魅力編】カレー細胞さんが推す、カレー飲みの醍醐味3つ

まだ試したことがないのでなかなかイメージしにくいのですが、カレー飲みってどうやって楽しんだらいいのでしょうか? 魅力はどこに?

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「カレー細胞」さん
カレー飲みの魅力を一言で言うと、カレーの体験の幅が広がることですね。お酒を合わせることで、単体で食べるときには見えなかったカレーの新たなおいしさに出会えます。楽しみ方に特に難しいルールはありませんが、お酒も“スパイスの一つ”と考えると気軽に組み合わせやすくなるかもしれません。以下では、僕がみなさんに是非体験してほしい3つのポイントをお伝えします。

【ポイント1】お酒選びの楽しみを体験

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「カレー細胞」さん
カレーと合わせるお酒と聞いて、無難にビールなどを想像する方も多いと思います。でも実は、ワインや焼酎、にごり酒まで、幅広いお酒と合わせて楽しむことができるんです。まずは自由に、多様な選択肢からお酒をあれこれ選ぶ楽しさを体験してほしいです。

【ポイント2】口の中での味わいの変化を体験

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「カレー細胞」さん
カレーとお酒の味や香りが混ざり合うと、カレーの印象に変化が。カレーとお酒、それぞれの味や香りが合わさって、マリアージュを楽しむことができます。この相乗効果で、カレーがよりおいしくなるんです。

【ポイント3】お酒は「追いスパイス」である

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「カレー細胞」さん
僕がおすすめしたいのが、お酒が「追いスパイス」になるという考え方。料理にスパイスを加えるように、カレーにお酒という名のスパイスを加える感覚です。お酒もスパイスの一種だと思ってみましょう。

【実践編】カレー ✕ お酒、おすすめの合わせ方6つ

楽しみ方のポイントが分かって、いよいよカレー飲みを実践したくなりました! 具体的に、どんなカレーにどんなお酒を合わせたらいいのか、考え方はあるのでしょうか?

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「カレー細胞」さん
カレーとお酒の合わせ方は基本的に自由です! でも、どこから試していいか分からないという方のために、以下で僕のおすすめの組み合わせをいくつか紹介します。

【組み合わせ①】肉カレー ✕ どっしり赤ワイン

肉カレー ✕ 赤ワインの写真
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「カレー細胞」さん
肉と赤ワインという定番の組み合わせはカレーでも健在。カレーの場合には特に、コクと味わいのある渋めの赤ワインがおすすめです。中でもおすすめは、インドの赤ワインです。比較的涼しいデカン高原周辺を中心にワイン作りが盛んに行われていて、カレーに合うワインもいろいろ。イスラエルやレバノン、トルコなど、中東の赤ワインもカレーに使われるスパイス類と相性がいいです。

▼赤ワインに合う「肉カレー」のおすすめレシピはこちら

・ステーキ肉ごろっと野菜のカレー

【組み合わせ②】野菜カレー ✕ 爽やかorガツンとしたビール

野菜カレー ✕ ビールの写真
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「カレー細胞」さん
野菜や豆がメインのカレーにはビールがおすすめ! ヨーグルトなどを使ったリッチなカレーには強いホップの香りと苦味が特徴の「インディアぺールエール(IPA)」。逆に、スパイスがガツンと効いたスープカレーなどには、軽くて爽やかな「ホワイトエール」がおすすめです。やさしい味のカレーに強い味のお酒、強い味のカレーにやさしい味のお酒と、味の強弱が逆のものを組み合わせてコントラストを楽しむのがポイントです。

▼ビールに合う「野菜カレー」のおすすめレシピはこちら

・やわらか鶏もも肉とトマトのカレー

・骨付きチキンと野菜のスープカレー

【組み合わせ③】辛いカレー ✕ ジン、ウォッカ

辛いカレー ✕ ジンの写真
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「カレー細胞」さん
辛口のカレーには、アルコール度数の高いジンやウォッカがおすすめ。度数の高いアルコールには、口の中に残る辛み成分のカプサイシンを洗い流す効果があるので口がリセットされるんです。辛い→スッキリ! の気持ちいいループをぜひ体感してみてください。

▼ジン、ウォッカに合う「辛いカレー」のおすすめレシピはこちら

・激スパイシー!チキンとビーンズのカレー

【組み合わせ④】シーフードカレー ✕ 焼酎、日本酒

シーフードカレー ✕ 日本酒の写真
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「カレー細胞」さん
海の香りいっぱいのシーフードカレーには、キリッとした辛口の焼酎や日本酒が相性抜群。日本には、海産物がよくとれる地域がたくさんあるので、そういったところで作られている地酒と合わせるのもよいでしょう。

▼焼酎、日本酒に合う「シーフードカレー」のおすすめレシピはこちら

・魚介のうまみたっぷり!白ワイン香るシーフードカレー

【組み合わせ⑤】青唐辛子系(グリーン)カレー ✕ 白ワイン、焼酎

青唐辛子系カレー ✕ 白ワインの写真
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「カレー細胞」さん
グリーンカレーのように青唐辛子をふんだんに使ったカレーには、キリッとした白ワインが合います。みずみずしさと同時に、刺激的な辛さを持つ青唐辛子と、白ワインの清涼感のある香りが見事にマッチ。米、麦を原料としたスッキリとした焼酎ものど越し爽やかでよく合います。

▼白ワイン、焼酎に合う「グリーンカレー」のおすすめレシピはこちら

・じゃがいもとピーナッツのグリーンカレー(マッサマン風カフェカレ)

【組み合わせ⑥】汁気の少ない濃厚カレー ✕ にごり酒

汁気の少ない濃厚カレー ✕ にごり酒の写真
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「カレー細胞」さん
キーマカレーのような汁気の少ない濃厚ペースト系のカレーには、どぶろくといったにごり酒がよく合います! 汁気の少ないカレーはちびちびつまめるので、おつまみに特にうってつけ。まずは瓶ビールを飲みながらのんびりつまみ、次は日本酒なんていう居酒屋のような楽しみ方もおすすめです。

▼にごり酒に合う「濃厚カレー」のおすすめレシピはこちら

・スパイスキーマカレー

監修者プロフィール

カレー細胞さんプロフィール

松 宏彰(まつ ひろあき)(カレー細胞)

カレーキュレーター
あらゆるカレーと変な生き物の追求。生まれついてのスパイスレーダーで日本全国・そして海外あわせ4,000軒以上のカレー屋を渡り歩く。カレーイベントの主催、雑誌のカレー特集執筆、「マツコの知らない世界」などTV出演も多数。本業はCM、アニメなどを手掛ける映像クリエイター。
松宏彰監修のカレーイベント「東京カレーカルチャー」が、9月22日より西部池袋本店で開催予定。同イベントでは、カレー飲みをもっと楽しむための「スパイス酒」用スパイスなども販売。

※掲載情報は、2021年9月時点のものです。

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